派遣で明日から行かないのはやばい？今日辞めたいなら知ってほしい５つの注意点

派遣社員であれど、正社員であれど辞めたいときは辞めるべきです。

『でもさすがに明日辞めるのはまずいよね？でも・・もう限界』そんな状況なのではないですか？

今回はそんな派遣で明日から行きたくないあなたに向けて

辞める手順と注意点を解説していきますね。

結論：派遣で明日から行かない、は可能です

どうしても退職したいなら可能です。

これは派遣に限らず正社員も同じくです。

その実態を解説していきますね。

原則契約途中で退職はできないことを理解する

派遣は契約期間が決まっており更新していきます。

だいたい１ヶ月～３か月単位で結びます。

契約＝履行するもの。

そのため安易に破っていいものではありません。

ただし人間なので致し方ない事情やメンタルが崩壊するまでやらなければいけない仕事は無いんです。

ただ明日から行かない人は実態としている

おおよそ月１～２回ペースで突発退職する派遣社員はいました。

（正社員もいますけどね）

正直一人派遣社員が急に退職したところで、会社ってなんだかんだ回るんです。

（そもそも急な派遣社員の欠員崩壊する会社は元からやばい）

そのため責任感が強すぎて、身体を壊してまで満了する必要はありません。

自分の人生は自分でしか責任が取れませんからね。

損害賠償請求はほとんどなし

あなたが一番恐れているのはこの点ではないでしょうか。

結論、損害賠償を請求されたケースはほとんどありません。

（派遣先の売上がなくなるケースはありますけどね。。。）

実際あなたが急に辞めたことへの損害額計算は難しいですし、

裁判費用などを考えるとわざわざ訴えることはほぼないです。

派遣で明日から行かないときの５つの注意点

①突発的な感情で決めないこと

あなたが今日にでも辞めたい原因はどこにあるのでしょうか？

派遣先と合わないことが原因ですか？

それはどうしても派遣会社の仲介で解決してもらえない内容でしょうか。

突発的に退職をすることはそれなりの後悔が伴います。

• 金銭的な後悔

まず収入が途絶えます。

そして次の就職が決まってもすぐに給与がもらえるわけではありません。

今月の給与が仮に０円でも生活は困らないですか？

また自己都合退職となった場合、失業保険もすぐには受給できません。

自身のお財布事情をしっかり考えてください。

• 精神的な後悔

急に辞めてしまうことは今後もずっと思い出したくない過去となります。

『せめて満了まで我慢できなかったのかな』『もう少し相談して改善してもらえたら続けれたかな』

と引きずりやすくなります。

• 就職活動の後悔

職歴上に違和感のある途中月の退職は、質問を受けます。

そしていくらそれらしい弁解をしても、

面接官も人間なので『突発的に辞めてしまう子ではないのか？』と怪しみます。

そして早く仕事を決めなければいけない！といった焦りから、

また合わない会社を選んでしまうことになりかねません。

②貸与品は必ず返却すること

貸与品の返却をしなければ賠償責任を問われることがあります。

特にセキュリティカードや会社マニュアル。

これらは確実に回収しないと情報漏洩事故として大事になりやすいので

必ず返却しましょう。

③勤怠入力を忘れないこと

まず勤怠を入れてないと給与が支払われません。

WEB勤怠であればほとんどがスマホから入力できます。

紙のタイムカードや、どうしても自分で入力できないなら

派遣会社の営業担当にお願いしましょう。

④派遣会社と連絡は取り続けること

完全に退職できるまで連絡を絶対怠らないでください。

ここで連絡を辞めると、

『あなたが原因ではない退職』も『＝あなたの人間性に原因があった』と捉えられてしまいます。

また必要な退職書類（失業保険受給のため、次の転職先に必要な離職票など）が発行できなくなるので、

必ず連絡は取り続けてください。

⑤バックレると追いかけてきます

派遣会社には安全管理義務があります。

そのため安否確認が取れるまであなたをずっと追いかける必要があるんです。

おおよそ下記のフローで対応が始まります。

• あなたに電話・メールで鬼のように連絡をする
• 自宅に伺う
• 留守なら緊急連絡先に連絡する
• 警察に相談

どうせ逃げ切れるだろう！とは思わないでください。

お互いにとって全くメリットがありませんので、ここは素直に派遣会社に退職したい旨を伝えましょう。

どうしてもやばい派遣会社なら退職代行利用する

派遣で辞めるってそう難しくありません。

ただ中には『損害賠償を請求するぞ！』『給与も有休も与えません』など退職拒否をする派遣会社もあります。

そのような派遣会社と個人で戦うのは非常に精神的にも大変です。

退職代行を利用してプロに任せましょう。

派遣で明日から行かないときの覚悟

収入が途絶える

まずその日から収入が途絶えます。

次にすぐ仕事が見つかれば良いですが、

最短でも次の仕事に就くのに3日はかかります。

おおよそ1ヶ月は収入が途切れるイメージを持っておかないと、

さらにあなたの状況を追い込むことになります。

退職に必要な書類が遅れる

失業保険を受給したり、次の就職先に転職するための必要書類を発行してもらわなければいけません。

しかし派遣会社も急に退職をされると様々な速やかに対応してもらえないケースがあります。

勤怠入力を忘れると給与が支払われない

そもそもあなたが昨日まで何時から何時まで働いたか分からないと給与が支払えません。

もしバックレたりすると、そのまま未払いになるので気を付けましょう。

次の仕事紹介が無くなるリスク

後味が悪い急な退職の仕方をするとその派遣会社からの紹介は今後厳しいです。

もちろん誠意をもって対応でき、かつあなたのに非がなかったのであれば

これまで通り紹介してもらえます。

もし今後も今の派遣会社とお世話になりたいのなら

誠意をもって対応しましょう。

派遣で明日から行かないときの手順（例文メールあり）

①今日で辞めたい理由を考え、まとめる

まず自分の考えをまとめてください。

でないと口達者な営業にあれやこれやと言いくるめられ、

また無理して仕事に行くことになってしまいます。

自分の意思をブラさないためにも、

考えのまとめは下記のポイントを意識してください。

②派遣会社に連絡する（例文メールあり）

原則は対面での面談になります。

どうしても会えないなら電話です。

それでも話せない状況ならメールでのやりとりでもよいでしょう。

メール例文

③勤怠入力・貸与物の返却を済ませる

派遣営業が一番退職時に気を遣うのは勤怠入力と貸与物の返却です。

勤怠はあなたの給与が支払えないのももちろんですが、派遣先に売上請求ができません。

そのため速やかに入力を完了させたいんです。

また貸与物の返却トラブルは今後の派遣先との取引に大きく影響します。

無駄な争いを生まないためにも貸与物は速やかに返却しましょう。

④退職手続きをもれなく行う

退職に伴う必要な書類の発行依頼や、派遣会社からの指示に速やかに従ってください。

違う派遣会社に移るなら保険証の返却なども行わなければいけないので

派遣会社の退職手続きが完了するまで誠意をもって対応しましょう。

⑤別の派遣登録をしておく

派遣会社も人間なので、やむを得ない退職以外は今後紹介をしずらい人になります。

そのためすぐに仕事につかなければいけないのであれば、

ほかの派遣会社を2～3社登録を急ぎましょう。

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【派遣を明日から行かない】やむを得ないパターン

契約内容が違った

『英語を使用すると聞いていたのに実際には不要だったので経験が活かせない』

『職種未経験OKと聞いていたのに、基本から教えてもらえる人がいない』

そもそも就業に至るまでに最低2回はすり合わせる機会があります。

• コーディネーターからの紹介（営業担当からの紹介の場合もあり）
• 職場見学

どうしてもこの2回だけですべての情報を伝えて認識を一致させることは難しいんですよね。

結局は働いてみないと分からない。

だから『思っていたのと違った』は派遣会社もすべてを否定できないんです。

家庭環境が変わった

家庭の状況っていつ変わるか分かりません。

『急遽家業を継ぐ必要がでた』

『旦那の転勤が決まってしまった』

など急な変化はあなたも不可抗力なので仕方がありません。

体調不良・怪我をした

『健康診断でがんと診断されてしまった』

『骨折をしてしまい入院が必要になった』

など働くうえで労務を提供できない状況は不可抗力です。

仕事のことは気にせず治癒に専念してください。

職場環境が合わなかった

『いつも怒号がなっている・・』

『職場がたばこ臭すぎて喫煙者の自分には耐えれない』

など人によって許容できる環境って違います。

事前に聞いていれば避けることができたかもしれませんが、

環境面の詳細までわざわざ伝えてくれないのがほとんどです。

ハラスメント・セクハラを受けた

そもそもあなたは悪くないので退職に気を負う必要はありません。

すぐさま派遣会社に対応してもらいましょう。

しかし事実確認や、今後の派遣先への改善依頼のために

詳細に状況をヒアリングされてしまいます。

もし『もうほおっといてほしい・・』というなら、

あえて違う理由を使うのも一つですね。

【派遣を明日から行かない】派遣会社の起きている状況

社内への報告

• まずは上司に報告（誰が・理由・引き留めれない理由などを報告します）

（新人営業などであれば、上司からあなたに再度説得の連絡がいく可能性がありますね）

• 派遣先への報告のすり合わせ

（事実と主観を分けて報告します。あなたの勤怠入力状況などもチェックしておきます）

• 次の人選を進めておく

（派遣先から早々に交代要員のお願いをされた場合に対応できるように、人選スタートをしておきます）

派遣先への報告とクレーム対応

ここが一番の山場です。

怒られないことってほぼないです。週明けの月曜日に大抵おきるんですよね。。

この時に伝える流れは以下です。

• 事実とあなたの主観での発言を分けて伝える

（～である、なのか　～と感じたようだなのか）

• 派遣会社としてミスマッチを起こしてしまこと、

突発退職に至るまでフォローしきれなかったことに全力で謝る

（その理由と改善策を提示する）

• 退職日までの流れをまとめる（勤怠完了や返却物対応など）

• つぎも交代要員を自分の会社でさせてほしい旨を伝える（要は取引継続をお願いする）

あなたへの対応

派遣先への報告を完了した旨を伝える

（相当怒られたとしても対外はオブラートに包み、速やかに終わらせる）

大前提として、すべての内容をお互いに（あなた・派遣先）に伝えているわけではありません。

言わぬが花という言葉もあるように、

情報は取捨選択しながら伝えています。

【派遣を明日から行かない】よくある質問

即日で辞めたら１発でブラックリスト入りでしょうか？

辞め方によります。

何も言わず音信不通で辞めたのであればブラックリストです。

しかし致し方ない事情できちんと派遣会社との対応をまめに取っていたのであれば

まだ次のチャンスはあります。

入社日当日から行きたくないのですが可能ですか

可能ですが、相当な理由を示す必要がありますね。

どうしてもいけない理由を伝えなければいけません。

（別の会社でも内定をもらいどうしてもそちらに行きたくなった、家庭の状況が変わったなど）

なお初日から行かないのは割と一発でブラックリスト入りになると思ってください。

どうしても初日から行きたくないのであれば、

スタート日最低1週間以上前に伝えるべきです。

（あなたのスタートが決まった時点で、派遣先はパソコンや備品などの手配をしており費用がすでにかかっています。

なので相当迷惑がかかることは間違いないんです）

まとめ：派遣を明日辞めるは可能。ただ常識ある対応を。

明日から辞めることはできます。それは正社員であろうと変わりません。

ただ迷惑がかかることも間違いないので、

あと腐れのないように以下の5点は必ず守りましょうね。