ここでは書けない...無期雇用派遣の話をnoteで公開中▶️

人材派遣営業は楽しい?向いてるか不安・・【営業・人事経験のある私が本音で語ります】

接客業の経験が活かせる仕事で人材派遣営業ってのが気になったけど・・

本当に楽しいのかな?しんどいからやめとけってのも聞くし。。

このようにお悩みではありませんか?

実は私、新卒で大手人材派遣会社に入社し、営業人事の両方を経験しました。

だからこそ人材派遣営業現場の楽しさ・つらさも全部知っているし、採用人事として「どんな人が受かるか、落ちるか」も見てきました。

この記事を読めば、人材派遣営業のリアルな年収から予測不能なトラブル事案まで、すべてわかりますよ。

30秒でわかるこの記事の要約
  1. スタッフからも企業からも感謝される瞬間はやっぱり楽しい。
  2. スタッフが急に来ない、パワハラの対応などのセンシティブなトラブルも実際にある
  3. 人の商売なので自分のせいじゃないことは多い。
  4. 「よし、気にせずまた次がんばろ」と思えるなら続く仕事
  5. 平均年収は約400万円。新卒3年目でも500万円台が可能。残業時間は25時間程度/月
人材派遣営業に転職したいなら、おすすめエージェント※株式会社マイナビのプロモーションを含みます
  • マイナビエージェント」20〜30代に転職サポートに強くて、筆者の人事時代もマッチング率はダントツで高かったです!夜間や土曜日の相談もOK
  • UZUZフリーター第二新卒に徹底的に伴奏してくれる、かなり親身なエージェントです。ブラック企業も徹底排除して入社後定着率93%以上

でもエージェントは相性が大事。2社ほど話を聞いて、腹落ちしたほうで進めるのがおすすめ。

目次

そもそも人材派遣営業ってどんな仕事?

筆者
筆者

人材派遣営業の仕事は、「求人探し、採用マッチング、その後の派遣スタッフフォロー」がメインの仕事です。

商品やサービスを売る一般的な営業とは少し違って、人材という目に見えないものを扱います。

企業の「一時的に人手が足りない」という悩みと、求職者の「こんな仕事でこんな条件で探したい」という希望を、うまくマッチングさせるのが役割ですね。

でもマッチングって難しそう…。実際どうなんですか?

筆者
筆者

難しいのは事実です。だからこそ、双方の条件や希望をしっかりヒアリングして、マッチングしていきます。このヒアリング力が営業の一番必要とされる力です。

ただ多くの派遣会社では、実際にマッチングする営業部隊(キャリアコーディネーター)と企業営業をする(クライアント営業)に分かれていますよ。

大手と中小で違う?人材派遣営業のリアルな仕事内容

筆者
筆者

人材派遣営業の仕事は、大手企業と中小企業ではかなりやることの幅が違ってきます!

大手企業の場合

業界的にはテンプスタッフ、リクルートスタッフィング、スタッフサービス、パソナ、マンパワーなどが大手で有名ですよね。

筆者
筆者

はい!実は筆者も、このうちのどれかの出身です(笑)

このような大手企業の場合、顧客開拓やマッチングがメインの仕事です。 営業は「対お客様とのやり取り」に集中できます。

事務作業や契約書の手続きは、アシスタントの部門が担当するケースがほとんどです。さらに就業決定後のスタッフフォローも、「フォロー職」などで別の方が担当されることもあります。

また扱う派遣スタッフの職種も細かく分かれているケースが多く、

【事務職系】【エンジニア系】【介護・医療系】【工場ライン系】のように、同じ会社なのにグループが分かれていることがあります。

中小企業の場合

中小企業の場合、 営業活動はもちろんのこと、マッチング・営業資料の作成・契約書・請求書の手続き・スタッフフォローまで、すべて自分で担当することも珍しくありません。

そのため早く幅広い経験を積みたいなら、中小の方が向いています。

でも私ぶっちゃけ事務作業向いてないんですよ・・・

筆者
筆者

だからこそ、最初は教育体制が整っている大手を選ぶのか、大変でも早く成長できる中小を選ぶのか、あなたの適性を考えて選ぶのがおすすめです。

人材派遣営業の他の営業職との違いは?

人材派遣営業の仕事は、企業の経営者や人事担当者が抱える「一時的な人」に関する課題をヒアリングして、その解決策として最適な人材を提案します。

たとえば「経理の正社員が妊娠したけれど、代わりの専門的なスキルを持った正社員がいない・・」といった悩みに対し、適切なスキルと条件にマッチする求職者を紹介します。

ではここからは他の業界の営業職とどういった違いがあるか解説します。

メーカー営業との違い

一般的なメーカー営業職は、自社の製品やサービスを売ることをイメージしますよね。例えばアサヒだったらビールとか、必ず自社にそもそも在庫があるものを売る

でも人材派遣営業は実際に求人依頼を受けてからしか、売る商材(人材)が実際に提案できるか分からない、ここが大きな違いです。

筆者
筆者

登録している派遣スタッフの多くは、他の派遣会社も複数登録しています。

だから必ずしもGOODタイミングでその人が自社の派遣スタッフとして働いてくれるとは限りません。

人材紹介業との違い

人材紹介業での営業職は、実際に求職者が入社時点がゴール。この時点で紹介料をいただくビジネスです。

でも人材派遣営業派遣スタートしてからが、本当の勝負です。派遣スタッフが働いてもらわないと、なんの売上も入りません。

筆者
筆者

派遣スタートしてからも、定期的な悩みがないかフォローしたり、仕事上のトラブルがあったらすぐに駆けつけて解決する必要があります。

だからきちんと派遣スタッフさんに毎月気持ちよく働いてもらわないと、売上は入ってきません。


人材派遣営業のやっぱり「楽しい」「やりがい」シーン

筆者
筆者

7年近く派遣会社にいましたが、「やっぱりこの業界は楽しいな!」と思った瞬間は山ほどありましたよ。

人材派遣営業に転職したいなら、おすすめエージェント※株式会社マイナビのプロモーションを含みます
  • マイナビエージェント」20〜30代に転職サポートに強くて、筆者の人事時代もマッチング率はダントツで高かったです!夜間や土曜日の相談もOK
  • UZUZフリーター第二新卒に徹底的に伴奏してくれる、かなり親身なエージェントです。ブラック企業も徹底排除して入社後定着率93%以上

でもエージェントは相性が大事。2社ほど話を聞いて、腹落ちしたほうで進めるのがおすすめ。

一番感謝されるマッチングの瞬間

この仕事で得られる最大の喜びは、売上目標とは別の、やっぱり人から直接感謝されることです。

筆者
筆者

特に派遣スタッフさんから言われる感謝はたまらなく嬉しかったです。

「〇〇さんがいてくれたから、こんな良い会社で働くことができました!」

「どこ探しても私の条件では仕事がなかったのに、交渉してもらえるなんで嬉しすぎます・・!」

「正社員だと一人の面接でいつも落ちてました。でも〇〇さんが私のことをしっかり説明してくださり、心強かったです!」などなど。。

確かに面接ではいつもうまく話せない人とか、正社員では働けない仕方ない理由の人たちもいますもんね。

そんな人の間に入って繋ぐことができたら、感謝されますよね。

まさにそれです。求職者から「希望通りの仕事が見つかりました、ありがとう!」と言われたり、企業から「良い人を派遣してくれて、助かりました!」と言ってもらえるこの充実感は、一度味わうと忘れられませんよ。

派遣スタッフの成長を間近で見守る喜び

人材派遣営業には、派遣スタッフのフォローを行う側面もあります。就業中の仕事の悩み相談や時には雑談など。

特に全く未経験の職種で派遣スタートした方が、企業から評価をもらいながら成長していく過程を間近で見られるのも、大きな喜びです。

フォローって実際どれくらいの頻度で行くの??そして何人の派遣スタッフさんの面倒を見るの(汗)

筆者
筆者

おおよそ一人の営業が、70〜100人近くの派遣スタッフを管理しながら営業活動をしていましたよ。なので一人当たり1〜3ヶ月に1回でのフォロー面談が現実的でした・・。

多様な業界の人と出会える

人材派遣営業は、特定の産業に縛られず、幅広い業界の企業を担当できます。派遣スタッフの需要は業界を問わないからです。

基本的にはエリア制で分かれていることが多いので、自身のエリアならIT、医療、製造業など、普段知ることのない多様な企業の担当者と話す機会あります。

筆者
筆者

さまざまな業界での働き方も知ることができるので、表面的な情報だけでなく各企業の職場環境(なんなら人間関係なんかも・・)も知ることができますよ。


人材派遣営業のリアルな「つらい」「やばい」シーン

筆者
筆者

トラブルはどんな仕事でもありますが、人材派遣営業ならではのつらいエピソードをご紹介しますね。

営業未経験者が不安に感じる「ノルマ」のリアル

やっぱりノルマはありますよね?営業未経験だとプレッシャーに耐えられるか心配です…

たしかに営業職なのでノルマは存在します。ノルマの設計は企業それぞれですが、前職では以下のようなノルマ設定でしたよ。

【1ヶ月のノルマの例】

  • 新規飛び込み訪問1日20件
  • 新規マッチング10件(メイン)
  • 稼働人数増減-3人まで
  • 紹介料(派遣スタッフが直接雇用に切り替わった際の手数料):100万円

新規飛び込み訪問がメインなのか、既存営業なのかによってその人の得意不得意はあると思います。

ただ新人は新規飛び込みをまずはやる!という企業は多いでしょう。

(実際、周りの人材派遣営業の新卒や中途採用の新人の多くは、入社1〜2ヶ月は名刺配りから始まってました)

筆者
筆者

実は、わたしもいきなりピンポーンと鳴らす飛び込み営業スタイルは苦手でした・・。

でも一番重視されるのはマッチング契約数だったので、訪問数が下回っても契約できていれば問題ありませんでした。

なので既存クライアントから案件を定期的にもらえるように関係性の構築はたくさん工夫しましたよ。

また個人ノルマ・チームノルマもあるので、みんなで助け合って達成した時の飲み会は本当に楽しかったです。

派遣スタッフとクライアントの「板挟み」になる苦労

みなさんがイメージされる人材派遣営業「つらさ」の最大の原因は、三者の利害が衝突する「板挟み」の構造にあります。

あなたは、派遣スタッフ、派遣先企業の間に立ち、常にそのバランスを取る必要があります。

たとえば、「残業を増やしてほしい」という企業と、「残業はしたくない」というスタッフの間に立ち、双方にとって受け入れ可能な「妥協点」を探す、といった交渉は日常的に発生します。

筆者
筆者

これまで順調だと思っていても、急にあることをきっかけで契約終了トラブルになることも・・。

特にパワハラ・セクハラ事案などセンシティブなトラブルの仲介時はかなり苦労します。

どうしても人間同士なので、双方の認識のズレが発生します。

そのため双方に寄り添いながらも「事実」と「主観」を切り分けて解決を図るスキルが身につきましたよ・・。

急な欠勤や安否確認の対応

人材派遣営業は、突発的なトラブル対応が求められます。

特に精神的な負担が大きいのが、派遣スタッフの無断欠勤などの緊急対応です。

連絡が取れない場合は、自宅訪問など安否確認から始まり、場合によっては休日でもその対応に追われることも。

自分が休日の時に、派遣スタッフが急に来なくなったらどうするんですか・・

筆者
筆者

私も実際にありました。自分が旅行に行った時に、順調だった派遣スタッフが急に来なくなって大クレーム。

その時は出勤していた上司が対応してくれ事なきを得ましたが、

こういった事案が割とある(筆者の場合2〜4ヶ月に1回くらい・・)ので、休みの日も携帯を完全に手放せないのはありますね。。

残業や休日出勤…実際の労働環境は?

「営業職は長時間労働」というイメージがあるかもしれません。ただ今は営業職もかなり働き方改革が進んでいますよ。(大手の場合ですが・・)

実際に営業プロセスにITツールが導入されるなど効率化が進んでおり、人材サービス営業の月間平均残業時間は26.5時間です。(※出典:doda「平均残業時間の実態調査 2024年版」より)

筆者
筆者

ちなみに筆者も入社3年目ごろまでは月15~25あたりでした。リーダー業など任されるようになった時は+5~10時間増えましたね。

ただチーム制なので、ママさんなど時短の方も助け合いながら活躍されていましたよ。

また自分が担当する職種によっても休日出勤などは大きく異なります。

筆者
筆者

例えば事務職であれば同じように平日稼働の派遣スタッフがほとんどなので、土日祝日に連絡が来ることはほとんどありませんでした。

販売業のように同じ人と関わる仕事でも、土日祝にリフレッシュできるかは大きいですね・・


人材派遣営業が楽しいと感じる・向いている人の3つの特徴【経験者目線】

派遣営業は、たしかに「人」に向き合う仕事。嬉しいこともあれば、辛くてすぐ辞める人もいます。
ここでは、人材派遣営業で「長く活躍している人」「いつも楽しそうに仕事をしている人」の共通点を解説します。

綺麗事だけではない仕事なので、ぜひ自分が向いてそうか判断してくださいね。


①「人に感情移入しすぎない」

派遣営業をしていると、理不尽に感じるトラブルに何度も出会います。

たとえば「妊娠がわかって勤務が難しくなったスタッフ」と「人手が足りず困っている企業」。
どちらも悪くないのに、利害がぶつかることがあるんです。

派遣営業の役割は、どちらか一方に肩入れすることではなく、
双方の状況を冷静に整理し、最善の落としどころを見つけること。

「スタッフの味方でいたい気持ち」と「企業の事情を理解する冷静さ」。
その両方をバランスよく持てる人ほど、この仕事を長く続けられます。

②「切り替えが早く、落ち込んでも引きずらない」

派遣の営業現場では、想定外のことが日常茶飯事です。
せっかく決まったスタッフが当日辞退したり、
クライアントから急な契約終了がきて補償トラブルになったり…。

そんなとき、「仕方ない、次の営業先に行こ!」と割り切れる人は強いです。


③「人の“変化”を見るのが好きなタイプ」

派遣スタッフの成長や変化を間近で見られることも、この仕事の醍醐味です。
最初は未経験で不安そうだったスタッフでも「Aさんすごい活躍してくれてるよ!今では手放したくない存在です!」と言われた瞬間、すべての苦労が報われるような気持ちになります。

数字よりも大事ですがその先の「人の成長」にやりがいを感じる人は、この仕事がきっと楽しいはず。

人材派遣営業の年収は?転職前に知っておきたいリアル

平均年収とインセンティブの相場

人材派遣営業の平均年収はおおむね400万円です。ではここで中途入社時の大手3社初年度の年収を比較してみます。

(参考:「【2025年完全版・全36種】営業職の稼ぎやすさをランキング形式で徹底解説!」より)

【2025年10月時点東京都での募集職種:賞与・見込み残業代・インセンティブ込み】

企業中途採用募集職種名必須経験
パーソルテンプスタッフ480万円〜580万円
(正社員)
人材派遣営業社会人経験 3年以上
営業、交渉業務、顧客対応経験 合計3年以上
リクルートスタッフィング460万円
(契約社員)
人材派遣営業販売・サービス業での接客経験がある方
目の前の人一人一人に向き合い、ホスピタリティをもってサポートができる方
当事者意識をもって自ら考えて、主体的に行動ができる方
フットワーク軽くスピーディーに物事に取り組める方
スタッフサービス337万円~390万円
(契約社員)
人材営業高卒以上の方で経験問わず。
販売、接客、サービス業のご経験をお持ちの方など活躍

※現時点での募集職種のため企業によって業務内容の範囲に差があります

インセンティブに関する公式のデータはありませんでしたが、筆者の場合4ヶ月に1回、成果に応じて10万円〜20万円が支給されていました。

筆者
筆者

このようにどの企業も未経験OKで募集していますが、初年度から350万円以上は狙いやすいです。ただし大手でもいきなり正社員スタートではない企業もあるので、どれくらいの比率で正社員登用されるかエージェントに確認しておきましょう。

なお筆者は新卒入社ですが、3年目には年収550万円は超えていました。


まとめ:人材派遣営業は楽しかった!でも特有のつらさは割り切りが肝。

人材派遣の営業って、ほんとに毎日が刺激でした。目の前のノルマも大変ですが、それはどの営業も一緒。

人材派遣営業は人が商材なので、「なんで私が遅刻のスタッフの代わりに怒られるんだろ・・」って思う日もあります。
だから「全部を背負い込まない割り切る力」を持てた人が続きやす仕事です。

ちなみに私は営業だけでなく、採用人事も経験しました。
その中で感じたのは、良い転職エージェントから来る人は、やっぱり違うということ。
志望動機の作り方も、企業との相性も、ちゃんと整理されているんです。

だからこそ、転職するなら「とりあえず応募」ではなく、信頼できるエージェントに一度相談すること。

人材派遣営業に転職したいなら、おすすめエージェント※株式会社マイナビのプロモーションを含みます
  • マイナビエージェント」20〜30代に転職サポートに強くて、筆者の人事時代もマッチング率はダントツで高かったです!夜間や土曜日の相談もOK
  • UZUZフリーター第二新卒に徹底的に伴奏してくれる、かなり親身なエージェントです。ブラック企業も徹底排除して入社後定着率93%以上

でもエージェントは相性が大事。2社ほど話を聞いて、腹落ちしたほうで進めるのがおすすめ。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元大手人材派遣会社で200人以上の未経験の事務職デビュー成功/400名以上の派遣スタッフの就業フォローを経験してきました。
本ブログはそんな事務未経験から事務経験者まで
事務の派遣会社選び、事務からほかの職種への転職までの情報を発信していきます。

目次